今度は映画レビューです(笑)
私、意外と映画を観ている方だと思います。
(平均すれば週に1本以上)
でもジャンルとしては偏りがあります。
必ずしも“有名どころ”を観ているわけではありません。
(『ET』も『タイタニック』も観ていません)
でも観る本数としては多い方です。
それらを、私なりの切り口でレビューしたいと思います。
原作は『劇団ひとり』です。
彼原作の映画は『陰日向に咲く』につづく2作目です。
今回は自身で監督を務めました。
主演は大泉洋、柴崎コウ、劇団ひとり。
ヒューマンドラマです。
私、ヒューマン系はあまり観ません。
人物の葛藤、成長だけでは、観ていて退屈だからです。
どうせ見るなら、そこにスケールの大きいスリルとサスペンスとアクションを加えた映画の方が面白いからです。
じゃあ、お前が書いているものはなんだ?
こじんまりとした人物の葛藤だろう?
ええ、書くのは面白いのです(笑)
では、なぜ観たのかというと、他愛のない話なのですが、彼は小説を書くときのツールとして『ポメラ』を使っていると聞いたからです。
ポメラはいうなれば『携帯ワープロ専用機』です。
実は、これ、私も使っているのです。
ネットにもつなげない、ゲームもできない。
文字を打つこと以外、何もできない機械です。
キーボードで自己の内なるものを吐き出すしことしか出来ない、小さなマシーンなのです。
これを使うのは、一昔前の「俺“マック”使いなんだ」(ハンバーガーの話ではありません)みたいな、逆自己差別思想の持ち主でしょう。
その人の特異な思想が、この機械を選ばせるのです。
私と似たような思想を持つ彼の作品が、どんなものか興味があったのです。
プラス、主演が大泉洋だったことも理由のひとつです。
大泉洋、大好きです。
彼はどんな役をやらせても大泉洋ですから(笑)
他の俳優だったら観なかったでしょう。
彼はこの映画のためにマジックを数か月間練習し、スタントなしでの演技だそうです。
先が読めるストーリーの連続ですが、だから逆に先が見たくなります。
そうそう、そうでなくっちゃ、みたいな感じです(笑)
『自分がダメな人間だと思っているのは、ただの思い込みでしかない』
多分それがこの物語のテーマです。
きれいにこじんまりとまとまった小気味のいい映画でした。
観てみてください。
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蒼井シリウスさんの日記
映画レビュー『青天の霹靂』
[作成日] 2015-02-05 08:56:51