今回の“考え”は……。
「昔は荒唐無稽な話でも、今は普通に考えられるのもが、他にもあるのではないか? たとえば……」
「この映画の原作者は、この小説をパクッたのではないか? その証拠に……」
「未来をある程度正確に予知できた作品もあれば、今も外れてる作品もある。たとえば……」
が、考えられましたが、余韻のある“締め”を思いついたので、最後の候補を採用します。
※
このように、ウン十年前には荒唐無稽だったおとぎ話も、今ではある程度実現可能な話に思えてきました。
その作者には先見の明があったのでしょう。
でも、その小説と同時期に観ていたものに、こんなのもありました。
これもある程度未来を予測した物語でした。
「西暦2008年7月、人類は絶滅の危機に瀕していた。核兵器を遥かに超える超磁力兵器が世界の半分を一瞬にして消滅させてしまったのだ……」
『未来少年コナン』のオープニングのナレーションです。
2008年……当時は遙か未来と思って書かれた物語は、今は過去になってしまいました。
今でも荒唐無稽な物語でしょうか?
こうゆう予測は、未来永劫外れて欲しいものですね(笑)
※
という風に、筆者しか知らなかった話を、一般の人にも思い描ける形に広げる。
(『未来少年コナン』が一般的かは、疑問ですが(笑))
よくあるレビューは『情報』と、その『感想』で終わってしまいます。
それも「~というところが面白かった」「~のところがだめだった」話に終始します。
それだと次回読んでもらえるかわかりません。
(私『猿の惑星』のレビューでやってしまいました(笑))
そうならないためには最後の『考え』は重要です。
それがあって「ああ、この人の考えは面白いなぁ、次も読んでみよう」となるのです。
もう一度おさらいです。
執筆の流れは
おやっと持った事象
↓
そのシーンを臨場感をもって描く
↓
その事象の客観的な情報
↓
それに対する感想
↓
それから導き出される考え
↓
それを一般的な事象にあてはめ、余韻を残して終わる
筆者が気づいたコアな事象を、最後は誰でもうなづける話に当てはめてあげる。
私が書いた中で、自分なりに上手く出来たと思うのは『シリウス』編です。
あとは余韻の付け方のテクニックですが……。
これは企業秘密なので教えられません(笑)
作者ページ
蒼井シリウスさんの日記
エッセイ執筆方法論 後編
[作成日] 2015-02-14 09:21:18
日記へのコメント
“お褒め”の言葉と受け止めていいのでしょうか? それとも“のろけ”でしょうか? (笑)
どちらにしても、ごちそうさまでした(笑)
どちらにしても、ごちそうさまでした(笑)
うちの主人に上手な文章の書き方を初めて聞きました。
たくさん本を読んで。型があるから。
一生懸命書いて。上手になるよ。
シリウスさんと内容が同じでした。尊敬する人は、基本同じ事言いますね。
たくさん本を読んで。型があるから。
一生懸命書いて。上手になるよ。
シリウスさんと内容が同じでした。尊敬する人は、基本同じ事言いますね。
はじめのうちは、切り口が斬新であれば、『エピソード』→『情報』→『感想』だけでもいいと思います。
私もそのつもりです。
ハードル下げておかないと、墓穴を掘ってしまう……(笑)
私もそのつもりです。
ハードル下げておかないと、墓穴を掘ってしまう……(笑)
なるほど。私に応用できる力量があるかは別として、満足しました。ありがとうございます
使ってみようかな。
使ってみようかな。
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