パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

以下、心底どうでもよい出来事を書きますんで、あらかじめご了承ください(・∀・;)

先日、テレビに不具合が起きたので、業者さんを家に呼びまして。
その日はたまたま、義兄と夫の休みが重なり、二人とも家に居合わせてくれました。
ということで現場には、業者の男性２名、義兄、夫、姉、妹、姪（２歳）、幼い息子、そして私の９名がいたわけです。

作業は順調に進んだようでした。
みんな真面目な表情でやり取りしていまして、ほとんど笑顔はありません。
私たち家族は「ちゃんと直るだろうか」という不安があるので真剣ですし、業者さんも真面目そうな方々でしたので。

そして、「ネット動画がテレビで見られるかどうか」の最終チェックの段階まで進みました。
ちゃんと見られるかどうか、私たち一同は固唾を飲んで見守ります。
幼い息子も空気を読んで、私の膝の上で静かにしていてくれていました。

手馴れた動作で、youtubeをテレビ画面に映してくれた若いほうの業者さんは、すぐに一つの動画を選び、再生ボタンを押します。
画面に映ったのは―――。
ロゴや文字が出た後、軽快な音とともに、ヒョウ柄でグラサンのあの方が「PPAP」と言う映像が流れました。

安堵の息をつく私たち一同でしたが、ここで場違いな笑い声を漏らした人が約１名いまして。
犯人は―――夫でした(-_-;)
笑ったのが自分だけだと気づいた夫は、慌てた様子でゴホンとわざとらしい咳払いをして笑ったことをごまかした後、唇を尖らせ、切なげな表情で私を見ます。
付き合いが長いので、言葉が無くとも私には「なんでみんなは笑わないんだよ～。これじゃ、僕だけ不謹慎なヤツみたいじゃないか」と言いたいんだろうなぁと分かりました……が、私にはフォロー不可能でした(・∀・;)
いやいや、実際あなただけが不謹慎でしょうが(; ･`д･´)

後で「幼い姪や息子ですら空気を読んでるのに、何やってんねん」とツッコミを入れますと、夫は「あの真面目で真剣な空気が延々続いたあとのPPAPは笑うよ～。みんな、なんで笑わないんだ？！」と嘆いておりました。

で、「笑いのツボは人それぞれなんだなぁ」と実感したという、そういうお話でした。

【了】

※で、業者さんがなぜあの動画をわざわざ選んだのかも謎です。