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『誘淫接続』にて優秀賞を頂戴してから、新たにファンになってくださった方も増え、遅筆であまりオモテに出てこない私をより多くの方に知って頂けたこと、大変感謝しております。

コンテストの総評、拝読致しました。

大勢の前で判決文を聞く被告人の気分でしたが（汗）
エントリー後に『あそこが弱かったなあ』と思っていた点は、一つ残らず審査員の先生方にご指摘を受けました。
そこを直し切れなかったのが現時点の力量なのだろう、と思います。

……私も人間なので、一応ヘコみはしましたけど(^^;
が、本業でも自作のものに突っ込みを食らうのは日常茶飯事ゆえ、一晩寝れば立ち直ります（笑）

僭越ながら、一点だけどうしても納得できないご意見がありました。
内容に触れることは差し控えますが、そこを曲げる気はなく、時にはそれも作り手に必要な矜持だと考えます。
総評にはそういうメッセージも込められていると私は思っています。

もちろん、良い点の評価も多く頂きました。

どれも嬉しかったですが、一番は『ノミネート作品中、最も狂気に彩られ』という点。
万人受けしなくても独特の作品を書きたい、と思っている私としては本当に嬉しいお言葉でした。

『映像』という観点で頂いたお言葉も嬉しかったです。
小説であっても、場面はできるだけ画的に面白みあるものにしたいからです。

審査員の先生方から、直接自分の作品の評価を頂けるなどそうそうある事ではなく、その機会に恵まれたことは本当にありがたいですし、多くのものを得ることができました。

誤解を恐れずに言わせて頂ければ、『誘淫接続』はもう読者様の手に渡ったものであり、私にとっては『過去』です。
エントリー後は一度も読み返してません。
それより駄作になることを恐れず模索し挑戦し、もっと新作を書いて力量を上げていきたい気持ちで一杯です。

最後に審査員の先生方、作品に目を通しコメントを書いて頂くために、ご多忙の中、貴重なお時間を拝借いたしましたこと心より御礼申し上げます。


背黄青鸚哥

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