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弓月 舞さんの作者ニュース
タブーを犯した彼等
■ Momo 様
せっかくキュンキュンして下さっていたのに、こんな展開でごめんなさい…。カルロがとった行動には、後に明かされる彼の弱さや歪んだ性格が関係しています。とにかく今は謎ですよね。
■ silkbranch 様
カルロファンだったのに…いや、だからこそでしょうか。こんな形でsilkbranchさんを裏切る形となったのですね。とても残念ですが仕方ないです。ごめんなさい。
───
『 歪んだ三重奏 』に絡めて、今までのわたしが書いたお話についても少し話しましょうか。
他の方もそうかもしれない。どのお話も「甘い」「辛い」「ほのぼの」「ハラハラ」な場面が順にくるように考えて物語はできあがります。
「辛い」場面にさしかかるとどうしても…作品全体に不穏な空気が漂うもの。
以前、他の書き手様に「読者の反応を恐れなくてもいい」と励ましを頂いたことがありますが、わたしはそんな理想的な《表現者》にはなれませんでした。更新のたびに期待と不安を抱く素人です。
…とか言いつつ、わたしのお話には沢山のタブーを背負った殿方が登場してきます(*_*)
暴力をふるったり、レイプをしたり、泥棒だったり、そして、人を殺していたり…
そんな男たちばかり。
書籍化の影響か
「犯罪者が医者になるのはいかがなものか」
「レイプから始まる恋はありなのか?」
といった感想も頂いたことがあります。
現実的に答えるならば「とんでもない」と返すのが倫理的に正しいのでしょう。
彼等は皆、恋をして幸せになるなんて許されない立場だったんです。
今回のカルロさんも同じです。
「動物虐待」──その言葉には、もしかしたら、人殺しのそれ以上に嫌悪感を抱く人が多い言葉かもしれません。「虐待」という言い回しを見て、今更ながらその事を考えました。
それによってカルロさんのファンが減ってしまった事は、産みの親のわたしとしては残念でなりません。
後悔がないと言ったら嘘になります。
でも、今まで何度か通ってきた道──避けられません。
今回はとくに「歪んだ愛」をテーマにしているので、共感できない彼等の行動がまだ続くと思われます。
ただ読み手の方からすれば、残虐な事実をいきなり突き付けられるのは裏切られたも同然ですよね。本当にごめんなさい。
申し訳ありませんでした。
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