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我の名はグレイ──

これからお前たちの夏を少しばかり涼しくしてやろう──…


そこのお前はどういったものが好みか？

真っ裸に衣をひん剥き身も縮む程の冷たい流水に頭からゆっくりと逆さに浸してやろうか？──

冷たい水は女の肌をじつに美しく保つ

赤い箇所は尚更赤く──

硬い箇所は尚更に硬く時が経てば経つほど甘く痺れてくる…

なに

もうそんなに疼いてきたか…

ならば次の責め苦を味わうがいい──

冷たい氷の雫はお前の細く汗ばむ首筋を伝い

砕かれた純水な氷はお前の濁りなき肌を写し鮮明な赤に彩る

熱く蕩けた箇所に大粒の物を一つ──

ふっ──

どうした…もう溶けて消え去ったか？

お前のだらしないそこには一つでは足りんらしいな？

ならばもう一つ──

俺の冷たい杭を打ち込んでやるとしよう…

あまりの冷たさに泣き叫んでも止めてはやらん──


だが冷たければ冷たい程

女の肌は熱く燃え上がる──

人間の女とはじつに魔物よりも不思議な生き物だ──


差出人

ｸﾞﾚｲ･ｸﾛｽﾌｫｰﾄﾞ


∞∞∞∞∞∞∞

グレイ伯爵からの暑中見舞いお届けしますた
(_´Д｀)ノ~~

熱いからと、冷たい物の摂りすぎは気を付けてとのメッセです(笑)

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