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弓月 舞さんの作者ニュース
レビューお礼です(°ー°〃)
■ 千寿 様
「人間になりたかったよ」なんだかんだで、こういうストレートな台詞が一番胸に響くんですよね。人間は打算も嘘もない愛を求めてペットの動物を愛でるし、近い将来、その相手がコンピューター(人工知能)になるかもしれない。でも彼等からしたら、人間同士の身勝手な愛が心底羨ましい…かも、しれないですね。レビューありがとうございました!
『 感情のない世界 // 更新される景色 』の主人公は近未来の人工知能というわけで
ところどころ現代のコンピューターをもじったネタを散りばめています。
すると自然と、人間と人工知能の似ている所や…決定的に違うところが見えてきました。
記憶喪失のお話は今まで読んできたことがありますが(ちょうど最近、映画にもなってますね)
主人公の「僕」にとっての「初期化」は、人間の記憶喪失とは全く違うんです。
人間は記憶を失ったとしても、人格や本能が残ってくれる。
でも「僕」には何も残らない。
だから彼は約束を果たせないことを知っています。
それでも奇跡を願えるのが人間だから、「僕はやっぱり、人間になりたかった」
そんな自由が欲しかったでしょうね。
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