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NEW 小野こまちさんの作者ニュース

おまけ2
「えー?なによ。まさか手つないで帰るの?」
「初々しさを取り戻したいの」
「何言ってんの。つきあい始めから手なんかつないでなかったし」
「・・・・・・じゃあ、今から初々しくなろう」
「なにそれー」

ミキは馬鹿にしたように笑いながらも、西野の手を取った。居酒屋を出て手をつないで歩く。

「・・・・・俺だって、理志とは違うけど。不安になるよ」
「何?」
「ミキがどんどん遠くにいっちゃうなーって・・・・・」

ミキが西野の横顔を見て優しく微笑む。

「失敗して落ちぶれても、あなただけは私を見捨てないって思ってるから、なりふりかまわず前にすすめるのよ」

西野がチラと横目でミキを見る。

「・・・・・あのさ、やっぱりセックスの時はお互いのこと考えない?」

ミキはプーッ!と噴出した。

「なんだよ」
「ううん。そういうとこも好き」

立ち止まってどちらからともなくキスする。
恋心は伝染する。
夜の街に、次々と恋の明かりが灯っていく。そんな夜だった。
[作成日]2018-11-27
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