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小野こまちさんの作者ニュース
おまけ2
「えー?なによ。まさか手つないで帰るの?」
「初々しさを取り戻したいの」
「何言ってんの。つきあい始めから手なんかつないでなかったし」
「・・・・・・じゃあ、今から初々しくなろう」
「なにそれー」
ミキは馬鹿にしたように笑いながらも、西野の手を取った。居酒屋を出て手をつないで歩く。
「・・・・・俺だって、理志とは違うけど。不安になるよ」
「何?」
「ミキがどんどん遠くにいっちゃうなーって・・・・・」
ミキが西野の横顔を見て優しく微笑む。
「失敗して落ちぶれても、あなただけは私を見捨てないって思ってるから、なりふりかまわず前にすすめるのよ」
西野がチラと横目でミキを見る。
「・・・・・あのさ、やっぱりセックスの時はお互いのこと考えない?」
ミキはプーッ!と噴出した。
「なんだよ」
「ううん。そういうとこも好き」
立ち止まってどちらからともなくキスする。
恋心は伝染する。
夜の街に、次々と恋の明かりが灯っていく。そんな夜だった。
「初々しさを取り戻したいの」
「何言ってんの。つきあい始めから手なんかつないでなかったし」
「・・・・・・じゃあ、今から初々しくなろう」
「なにそれー」
ミキは馬鹿にしたように笑いながらも、西野の手を取った。居酒屋を出て手をつないで歩く。
「・・・・・俺だって、理志とは違うけど。不安になるよ」
「何?」
「ミキがどんどん遠くにいっちゃうなーって・・・・・」
ミキが西野の横顔を見て優しく微笑む。
「失敗して落ちぶれても、あなただけは私を見捨てないって思ってるから、なりふりかまわず前にすすめるのよ」
西野がチラと横目でミキを見る。
「・・・・・あのさ、やっぱりセックスの時はお互いのこと考えない?」
ミキはプーッ!と噴出した。
「なんだよ」
「ううん。そういうとこも好き」
立ち止まってどちらからともなくキスする。
恋心は伝染する。
夜の街に、次々と恋の明かりが灯っていく。そんな夜だった。