作者ページ
弓月 舞さんの作者ニュース
年末になったのでご挨拶と、
ご無沙汰しております。
いつも年末になるとその早さに驚くのですが、今年はいつにも増して…な気がしています。
今年もいろいろありました。嫌な事も、良かった事も。
お仕事のほうでは、2年以上をかけて知恵を出し合い設計して、金額もなんとかおさめて着工を待つだけだった建物が、政治的な理由で白紙に戻されました。日本を代表する建築になっただろうと信じていたぶん…あの時の絶望は大きかった。あの子はもう二度と世に出される事はありません。
この一件で私がつくづく感じたのは、この国における「デザイン、アイデアの無力さ」です。国立競技場の時もそうでしたが、パッと見のイメージや、世論という曖昧な物で全てが片付けられ、そこに詰まった多くの知恵と挑戦を見ようとする人はとても少ない。
もちろんコロナの影響を受け、着工間近でストップした物件もあります。
…と、打ちひしがれる事もありましたが
去っていくお仕事もあれば、新しく来てくれるお仕事もあるわけで。
素敵なお施主さんとの出会いもありました。その人は建物を「作品」と呼ぶ方で、住宅を個人の所有物ではなく町のランドマークにしたいと言ってくださる人です。
──…
はい、ここまで書いて改めて思いますが
今年は本当に仕事しかしてません!!
(゚д゚lll)ヒャッ
小説……書けてない……
いいえ新作を書いてはいるのですが、それも本当に少しずつで、「悲しいお話書きたいー!」と更新中のふたつを放ったらかして書き始めたのに、このペースでは完結がいつになるやら。
プロフィール欄にて、完結してから公開します、とお知らせしておりました。が、このままサイトで稼働していない時間が続くのもあまり良くないと思っています。
私が更新を止めている間もピックアップ等で応援して頂くたびに、嬉しいと同時に申し訳なさが増していき…
なので、年が明けましたら、執筆中のお話を公開することにしました。
一度公開にふみきれば執筆スピードも上がるかもしれません。放置してしまっているお話も書けるようになるかもしれない。
という訳ですので、来年からどうぞ宜しくお願いします。
新作はBLです。タイトルは
『 或る復讐者のクロニクル 』
とある砂漠の国、陰謀により王都を追われた幼い王子──。美しい青年となり舞い戻った、儚き復讐者の物語です。