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こんにちは。

　最初は姉が妹を利用し、次は妹が姉を利用した。
　しかも、姉は妹に殺人事件の片棒を担がせた上、妹の口を塞ごうとし、
　最後は逆に殺すはずだった妹に殺された。

　何とも、言葉もありません、、、

　慧眼を持つ明華は観相師だからこそ、その絡繰りも見抜けたのかもしれませんね。

　さて、人間の顔のパーツ云々ですが、、、
　例え話があまり適切でないかもしれませんが。

　私は末っ子を妊娠中の後期に大病を患いました。末梢神経のウィルス感染による顔面神経麻痺を発症してしまったのです。

　幸いにも、治療のための投薬が早かったこと、先生方のご尽力で出産後に主治医から
ー奇跡といっても良いレベルですよ。
　と、完治を告げられ現在に至ります。
　
　ただ、発症時は「中等度から重度」と診断され、右半分は殆ど動かない状態でした。

　そんな状態がトラウマとなり、完治後もしばらくはまたぶり返さないか、不安だったものです。
　ある夜、眠っていて眼が覚めたら、右目の下が痙攣していました。
　はっきりと判る痙攣に、青ざめた私は電気を付け鏡を見て
ー再発かもしれない！　何だか、眼の形が違うみたい。
　とおののきました。
　翌日、受診し、ドクターに診て貰ったところ、こんなことを言われました。
ー元木さん、人間の顔は皆さん、左右対称だと思っているけど、実は違うんですよ。よく見ると、左右で眉の形とか、眼の形とか、全部違います。同じように見えているのは実は自分が思い込んでいるだけなんです。

　とのことでした。
　余談ですが、痙攣は麻痺の回復した名残なんだとか。元々健康な左が100％機能しているとしたら、右は完治したといえども80％までしか回復していない。それが最高の完治なのだそうです。でも、自分や周囲から見ると、20％の違いは感じられず違和感なく動いているように見えるのは、残りの20％は左が物凄く頑張って80％をフル稼働させているから。
つまり、相当に左が頑張って足りない分をカバーしているのだと。

　そのため、負荷が掛かりすぎて筋肉がたまに痙攣という形で表れるんですと言われました。
　痙攣といっても、自分に判る程度で、傍からは判りません。そんなものですが、当時は
本当にびっくりしました。
　人間の身体って、凄いんだなとーと感謝したものです。

　　
　

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