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NEW たろーさんの作者ニュース

最近思った。泣いてる姿って魅力的。
昨日、友達とゴルフに行って来ました。私はずいぶん前からゴルフをしていたけどその頃は同年代にゴルフをする人はいなかったなぁ。

最近、そんな事を思ってコロナで趣味が変わったの?って感じてます。

そして私の欲求不満が止まらない。人恋しくて唇が壁にまでついてる。体が毛布を抱き締めてしまう。

ゴルフスイングでふくらはぎの筋肉がVの字になる彼の足から感じる男らしさが。

スライスしてOBを打つとすぐに無口になってムキになる顔が落ち込む表情と怒りの表情が混ざってる。

そしてその夜、彼は私を泣かせる。彼の声が私を泣かせてくれる。昼間の彼が近くにいないから。

離れてる。

だから悲しくなって泣くの。涙がこぼれてしまう前に私の細く尖った指が私の頬に垂れる前に涙を受け止める。

泣いてる。私は泣いてるよ。

しっかりした態度で静かに一人で座ってる。でも頬が赤くなっていつもより腫れてる。唇も腫れて私は唾液で濡らしてる。目尻に水が溜まって丸くなってる。

「スッスッ・・・・・スッスッ・・・・・スッスッ」

私の声じゃない。鼻の奥から聞こえてくる音と私の視線はベージュのスカートに乗ってる物を何度もまばたきをしながらまつ毛を濡らしてぼんやりと見つめてる。

回りの音をすべて遮断して私は一人で泣いてるよ。しくしく。ってこんな時のことをいうのなかな。垂れそうでなかなか垂れない涙を黙って指で受け止めてその指を見つめてる。

彼、来ないのかな。

着信音だけが私の脳と体を反応させて一人の世界から抜け出させてくれる。

ごめん。まいこ。今日はやっぱり行けないよ。

何度も読み返した彼のメッセージに思ってしまう。

しょうがないよね。

だから私は彼にメッセージを送った。

よかった。私もそうだよね。今日はありがとう。カートに乗ってる時のキスが嬉しかった。握ってくれた手も嬉しかったよ。

そう送ったメッセージで私は一人でお店の椅子でしくしくと泣いていた。

「お連れ様はいらっしゃいますか?」

そのボーイの無機質な声に同情なのか人情らしい声が混ざってる。

私は首を横に振ってうつむいてカードを渡した。

テーブルに残った二人分の料理をそのボーイは上手に詰めて私をお店から見送った。

「高田様、また入らしてください」

私は軽い会釈をボーイから離れて泣き続けた。
[作成日]2021-11-09
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