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KETSU OH!さんの作者ニュース
(初期の跡地 より)動機 ⅰ(並び)
様々な姿勢で、それぞれに等しく間隔をあけて置かれている。隣合うもの同士で次々と受け渡され、部分的に戻っては重なり、それに依って生じた余りに極端な擦れは、その都度、幾分修正されながら、次第に満たされてゆく過程を取り始める。かつて、その様に完成していたであろう全体を思い起こすに足るだけの数で、それぞれ等しい間隔を以て、今は静止している。
隣り合うもの同士でさえ、繋がりを見出す為に必要な部分を欠き、一つの個体にあっても、具体的にどの様な姿勢を取っているのか判別すら出来ない物も多い。
満たされてゆく上では、定かにならない箇所を否応なく含み、受け渡されてゆくものも又、遂には全体へと及んで用途を失う。再び、始まりから一つ目まで、繰り返されようとすればする程、隔たりは際限もない。
依って未だに一つずつ置かれ、動き出しているかに見えて、その、等しいながらも、余りに長すぎる間隔の為、それぞれの位置で静止し、既に終わっているかの様でもある。
隣り合うもの同士でさえ、繋がりを見出す為に必要な部分を欠き、一つの個体にあっても、具体的にどの様な姿勢を取っているのか判別すら出来ない物も多い。
満たされてゆく上では、定かにならない箇所を否応なく含み、受け渡されてゆくものも又、遂には全体へと及んで用途を失う。再び、始まりから一つ目まで、繰り返されようとすればする程、隔たりは際限もない。
依って未だに一つずつ置かれ、動き出しているかに見えて、その、等しいながらも、余りに長すぎる間隔の為、それぞれの位置で静止し、既に終わっているかの様でもある。