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英国・倫敦に駆け落ちしたお二人ですが、どうやら100パーセント桃色♡二人のため、世界はあるの♡状態ではないようです。

元々、ネガティバーな…今の言葉で言えば陰キャな暁くん。
大紋さんと恋愛中もジトジト悩んでばかりだったので、さもあらん。
なのですが…汗

その原因はやはり礼也様なのかな？
と拝察します。
所詮ブラコン拗らせ人間な暁くん。
何もかも捨てて大紋さんと駆け落ちしたけれど、ずっと後ろ髪引かれています。
礼也様にすっかり嫌われてしまったんじゃないか。
もう切り捨てられてしまったんじゃないか。
まるで少年の頃に戻ってしまったかのように。
頼りなげな迷子のように。
きっと暁くんの心は、霧の倫敦のように、どんより曇っているのでしょう。

私は、何もかも捨てて逃げ出した恋人たちには、たくさんたくさん悩んで欲しいのです。
傷つけてしまった人々への想い。
捨て去ったものの大きさ。
罪の意識。
贖罪の気持ち。
きっと、時折掠める後悔。
一生、それらを胸に抱えながら、悩み、祈り、葛藤し、それでも最後には幸せになって欲しいのです。

「もしも〇〇だったら」のお話。
想いの外…というか、当然というか、やや重いお話になりそうです汗
それもまた、あの一年の大半は曇天だという暗鬱な、湿度高めな倫敦に、よく似合うとも思うのです。

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