作者ページ

NEW 雪 碧子さんの作者ニュース

私の宝物の一冊
私には
「生まれて来てくださってありがとうございます。
作家になってくださってありがとうございます。
今、生きていてくださるだけで幸せです。
どうか末長く長生きしてください」
と、熱烈ラブレターを出したい作家さんがいます。

そのひとの名は、皆川博子さん。
耽美幻想ロマネスクミステリー小説をお書きになる方なのですが、なんと!御年93歳!
けれど今なお、新作を発表してくださる凄い方です!

皆川さんの小説はどれも素晴らしく、一冊を挙げるのが難しいのですが、強いて挙げるとするなら
「死の泉」
です。
(舞台化もされています)
何が凄いのかと言うと、その美しく絢爛たる世界観はもちろんのこと、文章を読んだ途端、その風景がまるで映画のように脳裏に浮かび上ってくることです。

…第二次大戦下ドイツ、レーベンスボルン、謎めいた美貌の少年たち、ボーイソプラノ、双頭のカストラーテ、古城に眠る名画、地底湖に浮かぶ舟…。

最後のページを読み終わった時の衝撃は、今も忘れ得ません。
まさに、美と愛と悪の溶け合う物語の坩堝に放り込まれた私でした。

今でも読み返す度に、その感動は色褪せることなく私の胸に迫ってきます。
私の宝物です。
バイブルです。
そんな一冊に出会えた私は、大変な果報者だと、心の底から思うのです。


[作成日]2023-06-06
116拍手

| 関連小説リンク |

あの海の果てまでも 連載中
もしも暁くんと大紋様が結ばれる世界線があったら…なお話です
[ジャンル]館・お嬢様・お坊っちゃま・メイド・執事
拍手する

ユーザーメニュー

無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ