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雪 碧子さんの作者ニュース
青い鳥を探して
舞台が好きです。
クラシックバレエは特に大好きです。
なぜなら、バレエの舞台には美しいものだけが存在しているからです。
そしてそこには、永遠の幸福も。
舞台の幸福について。
私の敬愛する萩尾望都先生が描かれた名作「青い鳥」という作品があります。
この中で、孤独な天才ダンサー・ヤンは、憧れのプリンシパル・ヨシュアに自分の想いを告白します。
少年時代、ヤンは人生のどん底の時に、最後の観劇にしようと、ヨシュアの「青い鳥」の踊りを見るのです。
「何もかもなくしても、希望がなくても、世界が不条理でも、舞台だけは美しかった。
あそこには幸福があった。
舞台にだけは青い鳥が住んでいた」
私は、舞台の幸福について、この台詞以上に切なく美しい言葉で語られたものを知りません。
ヤンにとって、ヨシュアは永遠の「青い鳥」だったのです。
けれど、ヨシュアは呟きます。
「誰も、誰かの青い鳥にはなれない」
私は、こう思います。
「けれどそれでも、ひとは青い鳥を探し続ける旅をするのだ」
と。
舞台には、幸福という名の青い鳥が住んでいるのです。
クラシックバレエは特に大好きです。
なぜなら、バレエの舞台には美しいものだけが存在しているからです。
そしてそこには、永遠の幸福も。
舞台の幸福について。
私の敬愛する萩尾望都先生が描かれた名作「青い鳥」という作品があります。
この中で、孤独な天才ダンサー・ヤンは、憧れのプリンシパル・ヨシュアに自分の想いを告白します。
少年時代、ヤンは人生のどん底の時に、最後の観劇にしようと、ヨシュアの「青い鳥」の踊りを見るのです。
「何もかもなくしても、希望がなくても、世界が不条理でも、舞台だけは美しかった。
あそこには幸福があった。
舞台にだけは青い鳥が住んでいた」
私は、舞台の幸福について、この台詞以上に切なく美しい言葉で語られたものを知りません。
ヤンにとって、ヨシュアは永遠の「青い鳥」だったのです。
けれど、ヨシュアは呟きます。
「誰も、誰かの青い鳥にはなれない」
私は、こう思います。
「けれどそれでも、ひとは青い鳥を探し続ける旅をするのだ」
と。
舞台には、幸福という名の青い鳥が住んでいるのです。
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