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作品の完結はキャラクターたちとの別れでもある。
完結は嬉しい。でも愛着のあるキャラとの別れは寂しい。

作品のプロットが降りてきたのが一ヶ月前ぐらい。
夏、ひまわりの咲く広い庭、大きな西洋館、そこに住む謎めいた美少女の官能、まだ少年だった主人公、幸せそうな家族の秘密、出会いと喪失。それらのイメージの断片を組み上げ、ストーリーが見えたのが数日前のこと。

ピュアでエロティックかつ繊細な淫靡の感覚が薄れる前に、一気に仕上げてしまおうと思った。

五千文字ほどのきゅっと締まった短編（掌編）の予定が、三倍以上の長さになったのは、主人公の彼と彼女の沙耶が思いのほか魅力的だったから。

ありがとう光輝。
ありがとう沙耶。

そして、さようなら。沙耶。

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