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初公開の2018-04-27から、途中で三年のブランクを経て、五年と三か月で完結です。

　前作の「美月〜赤いルージュの女」よりも短くまとめるつもりが、45000字ほどのボリュームになりました。その理由は、当初の予定では、ヒロインの麗奈は主人公の恋人である美月への当て馬で、いわば悪役だった。

　しかし書いているうちに、私の中で「ただの生意気な美人の女子大生」キャラから「生身の女の子」へ変化していった。だからもっといじめて可愛がってみたくなり、その結果、予定よりもかなり長い作品になりました。まあ、有体に言うなら麗奈というキャラを好きになったのです。はい。

　霧山先生シリーズは書いていて大変で疲れる（ワンショットのセックスシーンが長い）ので、二作でおしまい…のつもりでしたが
　
　どうでしょう。


☆フランス文学をフランス語で朗読させなから、麗奈をいじめるシーンがあります。そこで使ったマルセルプルーストの「失われた時を求めて」の原文は本物です。

パブリックドメイン（著作権が切れた作品のデータバンク）サイトから拝借しました→https://www.gutenberg.org/

まさかエロいシーンで使われるなんて、プルーストもびっくりしていることでしょう。

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