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こんにちは。

　狭い一室に閉じ込められ、食事も満足に与えられない。
　たまに顔を見せれば、義両親は「死ね」とその一言ばかり。

　流石に健全な精神を持った若い女性だとしても、次第に精神的に追い詰められてゆくのは当然かもしれません。

　たった五日の新婚生活のすべては、夫と過ごした離れにありました。
　眼を閉じれば、まだ夫の笑顔が浮かんできそうなー。
　と思い、雪鈴は愕然とします。

　夫の顔がよく思い出せないのです。

　自分はそんなに情のない人間だったのかと雪鈴を襲う打撃は、小さなものではありませんでした。

　実は、この場面だけは元ネタがあります。
　韓流時代劇で初めて「烈女制度」を知ったときですが、、、
　若い女性が泣いていました。
ー結婚して数日で死んだ夫の顔なんて、もう憶えていない。そんな夫のために死ねるはずがない。
　とても衝撃的シーンでした。
　
　崔家の義両親は、何としてでも雪鈴を「殉死」させるつもりです。
　こうなると、最早、人殺しと呼んで差し支えないですね。

　追い詰められた雪鈴はー。

　それでは、本日も宜しくお願いします。

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