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おはようございます。

　また寒さが厳しくなりましたね。

　今までの人生をすべて失った雪鈴にとって、婚家で過ごしたわずかな日々もまた今後の人生には不要なものかもしれません。
　
　物事にifを考えても無意味ではあるし、ましてや、これは物語ですから、更に意味がないかもしれません。

　しかし、最初の良人ハソンが何事もなく寿命をまっとうしていたとしたらー。
　雪鈴のその後の人生も大きく変わったことでしょう。
　もちろん、コンとの出逢いも無かったはずです。
　そう考えてみると、人の人生や縁は、本当にあみだくじのように幾つもの分岐点があり、どの選択肢に進むかによって天と地ほども違ってくるのだと判ります。

　コンは雪鈴にとっては、命の恩人であるだけでなく、初恋の男です。
　まだ恋を知らなかった彼女に誰かを愛することとは、どんなものなのかを教えてくれた人生の教師でもありました。

　コンの差し出した手を、雪鈴は取るのでしょうかー。

　それでは、本日もよろしくお願いします。

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