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おはようございます。

　古今東西、洋を問わず、昔には生け贄という野蛮かつ残酷な風習があったようです。

　日本でも築城や架橋の工事の際、しばしば人柱ー生け贄が埋められ、工事の安全と成功が願われたといいます。

　しかし、、、
　雪鈴が怒りを感じたように、誰か一人だけを犠牲にして自分たちは安穏としていようーという思考は、どうなんでしょうか？
　村のための犠牲なら、村人全員が少しずつ負担をし合うのが本筋だと考えます。

　話が飛びますが、、、
　インカ帝国でもかつては神に捧げられる生け贄の風習がありました。現存している生け贄とされてしまった子どもたちのミイラがその悲劇を今に伝えています。

　文献によると、生け贄として選ばれるのは美しい容姿をしているだけでなく、肌にシミやホクロ、アザが一つでもあれば、それはもう相応しくないと除外されたそうです。

　当時に生きていた人たちは、我が子が候補から外された時、シミやアザがあったことをかえって救いだと思ったことでしょう。それほどに酷い風習だと思います。

　ソンニョの妹があろうことか、「龍神の花嫁」に選ばれてしまったー。
　ソンニョを通じて雪鈴もまた、古き村の因習に拘わることになりました。

　不穏な空気がかすかに漂いますー。

　それでは本日もよろしくお願いします。　


　

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