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おはようございます。

　国王に騙し討ちにされた形で離宮の楼閣に呼び出された若い二人。

　相手の美女はコンが考えた通り、名門の令嬢でした。祖父が領議政(総理大臣のようなもの)ですから、サラブレッドですね。
　最初の印象は姫君らしくない溌剌とした雰囲気で、けして悪くはなかったのですが、、、

　その後は最悪でした。

　コンは令嬢に、きっぱりと断ります。
　こういうときーこと男女関係に関しては、相手に誤解と期待を抱かせる思わせぶりな態度は取るべきではない、というのがコンの考え方です。

　ですが、流石に血筋もまた自らの美貌も一流であるだけに、令嬢は自信たっぷりで、コンのことも諦めるつもりはないと彼の前で宣言する有り様です。

　これでは、コンの心が余計に冷めるのも仕方ないでしょう。

　コンが世子になると決まるや、それまでは彼の存在を無視していた者たちがすり寄ってきます。今、大河ドラマ「光る君へ」でも兼家が娘詮子を入内させ天皇の外戚となることに成功していますが、国は違えど、昔の韓国でもやはり我が娘が入内し、自らが次代の王の外祖父となることは貴族の夢だったのですね。

　嫌な想いをした後は、尚更、雪鈴の笑顔が見たいと帰邸の脚をはやめていた最中、コンはある男と再会することになります。

　キム・ヨンギ、彼の都にいた頃の遊び仲間でした。
　このヨンギは物語そのものに直接の影響は与えませんが、コンの人生には大きく拘わってくる人物です。
　彼が即位して王となった長い治世の間、領議政にまで昇り名宰相として王を支えた人です。
　さて、この若かりし頃はコンにせよ、ヨンギにせよ、まだまだ晩年の姿は想像もつかないのですが－。

　それでは、本日もよろしくお願いします。

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