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シェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」
映画やバレエでも全幕ものとして上演されておりますのでご存じの方も多いかと思いますが、かの作中で何より有名なのは夜のバルコニーのシーンではないでしょうか？

ロミオが愛しいジュリエットのために宿敵キャピュレット家のバルコニーを夜中によじ登り（！）プロポーズする場面です。
「恋の翼を身に借りて」
とか何とかキザに呟きながら…。
ロミオまだ16歳くらいだから中世ってホント早熟！！

バルコニーから恋は始まる。
それをロミジュリは証明してくれました。

…が！
バルコニーで恋は終わる。
これもまた真実でありました。

春馬様。
ああ、春馬様！
貴方はなぜ春馬さんなの？

…と、絢子様は泣きたかったはずです。
こんな風に振るならば、最初からワルツを断ってよ！
て…。

世の男性方もしかと肝にお銘じ下さいませ。
振るならば、ワルツの前に…と。


雪　碧子

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