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おはようございます。

　雪鈴としては、とても悩ましい問題ですね。

　常識的に考えれば、王が雪鈴の懐妊を知りつつも咎めることなく、更には腹の子ごとすべてを受け容れたのは奇跡です。
　その裏には、王自身が語ったように
ー人並みに「父親」になりたい。
　という想いが強かったことは否定できません。

　しかし、ただそれだけで、自分以外の男の子を宿した女を今まで通り受け容れるかどうかは別問題ともいえます。
　一時期、リアルでも他男性の子供を夫の子として偽って結婚する「託卵女子」が問題にも話題にもなりました。

　昨日まで我が子と信じ慈しみ育てていた子が実子ではないと知るや、手のひらを返したように冷淡なるーそれが人情かもしれません。

　それを考えれば、王の態度は寛容すぎるほどかもしれません。

　ですが、雪鈴にしてみれば、確かに王に妊娠を知られたことで余計に身動きが取れなくなったのもまた事実です。

　腹の子を生かすも殺すも王次第ー。

　追い詰められた雪鈴、妊娠初期の大切な時期に障らなければ良いのですが。

　それでは、本日もよろしくお願いします。

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