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おはようございます。

　コンの求婚を最後まで拒み通した雪鈴でした。

　また、最後の逢瀬の夜、最初に雪鈴の顔を見たときから、別離を切り出されるのは判っていたと言うコン。

　それでも、諦めきれず、断られるのを承知でプロポーズせずにはいられませんでした。

　こうなってしまったのは、誰のせいでもない。
　（強いていえば、雪鈴の色香に迷い、コンから彼女を取り上げた先王に責任があるわけですが）
　共に同じ未来を見つめ、同じ道を歩くと固く信じていた恋人たちは、今や、どうあっても結ばれてはいけない関係になってしまった。

　見送るコンも、彼に背を向け続けた雪鈴も泣いていましたー。

　ただ、彼らを案ずるように銀蝶が夜空を舞っていました。
　銀蝶が導きの蝶ならば、結局、こうなる結末しかなかったということなのでしょうかー。

　それでは、本日もよろしくお願いします。
　

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