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おはようございます。

　雪鈴の言うことも、もっともですね。
　彼女も大人になりました。
　三人の夫を持ち、運命に翻弄され続け、それでもなお自分の愛と生き方を貫いた彼女だからこその言葉かもしれません。

　確かに、誰かを愛するなら、その先々のことまで考えておかねばなりません。
　まだ若い賛は、どうしても一時の激情のままに走りがちです。冷静な母の言葉に、頭から水をかけられたのですね。

　コンと雪鈴の結婚についても、道ならぬ恋ではありましたが、まだノーマルな男女間の恋愛でした。しかし、賛の場合は、当時は禁忌とされている同性愛です。
　
　母の鋭い指摘で、賛は初めて自分が単に手に入らない玩具を欲しがる幼児のように駄々をこねているだけだと悟ったのですー。

　いつもありがとうございます。心からの感謝を。

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