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おはようございます。

　息子は息子で悩み続け、母もまた母で、息子に秘密を持つことで悩み苦しんできた。

　時に「過去」は、どれほど年月が流れようと、ある日突然、顔を出して人を苦しめるものです。重ねた年数で確かに過去に受けた心理的な傷は薄くはなるのですが、完全に癒えきることのない傷というのも、また存在するのは確かですね。

　しかし、賛が強い反抗と抵抗を示したことで、雪鈴はかえって隠し続けていた過去について、息子に話す機会を得ました。

　雨降って地固まるではないけれど、いずれ、ぶつからなければならない問題であるなら、この機会に母子で話し合い、理解を深めることができて良かったのではないでしょうか。

　第一部のラストで愛するコンと晴れて結ばれた雪鈴ですが、、、
　その幸せの裏には、今もなお「道に外れた行いをした王妃」として悪く言われるという代償もまたあったのですね。
　しかし、雪鈴は、それを当然のことと真摯に受け止め、だからこそ王妃としてよりいっそうその務めと責任を果たさねばと誓っているようです。

　それでは、本日もよろしくお願いします。

　

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