悲しみの雨が降り続ける世界に雪花も双子も居て、悲恋なのかと思いながら読んでいたのですが。
三人が出会って物語が進むにつれ、その悲しみがあるから愛しさが生まれたんじゃないかと思いました。今回の作品、特に香りと音色が印象的で。お花に詳しくないのに、想像できてしまうような表現で実際に嗅いでみたくなりました。双子が雪花に与える愛の言葉の音色、その逆もそうだけれど。こんな風に愛される世界にどっぷりと、中盤からラストまで浸ってしまいました。非日常とあるだけに身構えていたのですが、予想を超えるラストに1つの映画を見たような気分に陥りました。素敵な作品をありがとうございます。
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白蛇の恩寵 ~囚われの娼婦~【8月から非公開】 (非公開中)
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ページの無駄遣い。