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禁断背徳の鎖外伝・秘め事談話
151
結城翔
やっぱり俺、倉ちゃんにはっきり聞きたい!
疑問には答えがあるはずだろ?
全ての答えは倉ちゃんが持っている。
152
黒崎竜也
それか遠藤主任だな。
どちらかと言えば、倉原さんの方が聞きやすいだろう。
153
櫻井匠
何度ダメって言わせるの?
絶対にダメ!
関わっちゃいけない。
そんなの、クラスター本社に居れば、当たり前の話じゃないか!
154
結城翔
それでも俺は、何時か倉ちゃんに聞くと思う。
それに、俺を助けてくれた、あの人の事も聞きたいんだ。
倉ちゃんは知っている。
俺はそう思っている。
155
櫻井匠
結城……
どうしても、意見を曲げてくれないの?
156
黒崎竜也
結城が聞くのなら、俺も立ち会いたい。
そして、遠藤主任とどんな関係なのか聞きたい。
どうしても納得出来ないんだ。
157
櫻井匠
黒崎まで……
そんなに自分の立場を危うくしたいの?
158
結城翔
櫻井は知りたくない?
俺は……地方に飛ばされたとしても、事実を知りたいんだ。
だから、聞く事は見逃して欲しい。
159
黒崎竜也
俺もだな。
どうせ次はと言われているんだ、今更怖いものなんて無いと思わないか?
櫻井まで付き合えとは言わん、ただ行動するまで沈黙してくれれば良い。
160
櫻井匠
結城……黒崎……
分かった。そこまで覚悟しているんだったら、俺は黙っているから。
でも二人が居なくなるのは寂しい。
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