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禁断背徳の鎖外伝・秘め事談話
241
早乙女美紀
遠藤さん、棘!棘!
お願いだから、仲良くやって!
242
遠藤伊織
普通ですが……
243
早乙女朔夜
あぁ、普通だな。
この程度だったら日常だ、だから気にするな嬢ちゃん。
244
遠藤伊織
えぇ、常識の範囲内と、私も考えます。
ですから、お気になさらずに美紀様?
245
早乙女美紀
(此の何処が普通なのよ。思いっきり棘じゃない)
はあ、分かりました。
そのまま続けて第三段階まで進んで下さい。
此方で完全把握していますから。
246
余計な話は迷惑を呼ぶ。
ついでに、遠藤と朔夜叔父の、根強い辛辣合戦も思い知った美紀。
取り合えず今日は、チャットを少なくし終わる事を選んだよう。
懸命ですよ、美紀?
247
振り回されるだけ振り回されて、漸く早乙女邸に帰宅したが……何時も居る紀永は不在。
ちょっとだけ寂しい美紀。
気持ちを切り替える為に、アメリカの方の仕事をしようとしたら、個人チャットのお知らせ音が……。
248
早乙女紀永
遅くなったようだね、美紀?
249
早乙女美紀
(もしかして、GPSチェックされてたの?)
うん、何だか凄い事になってたよ。
特に遠藤さんと、朔夜叔父様が……
紀永は仕事終わったの?
250
早乙女紀永
遠藤と……
ああ、なるほど。
あれは遠藤が子供の頃からだからね、朔夜叔父もまだ構いたいのだよ。
仕事は終わっているよ。
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