この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
EP.2 少女への甘い毒牙
ウメコ
今日は、違法キャバクラの摘発のために潜入捜査に来たの。違法薬物を使った中華料理店の潜入以来、久しぶりにチャイナドレス着るけど、めっちゃスリット長いから、触られたらイヤだな…でも頑張らなきゃ!
ウメコ
『今日はアタシたちのお店にようこそ。カトリーヌ(源氏名)です。よろしくね!』捜査のためとはいえ、初めてお客さんと喋るから緊張するなぁ…
ウメコ
アタシは、ボスから、『Club Raspberry』っていうキャバクラが、不法滞在している人たちが雇われてるって情報を得て、潜入捜査に行くようボス(ドギー・クルーガー)から指示を受けたの。
ウメコ
オーナーとの実務研修を終えて、今日から初めて独りでお客さんの相手をすることになったんだ。つまりホステスデビュー!
ウメコ
今話してるお客さんは、他のお店で呑んできたのか、すでに出来上がっていた。アタシお酒そんなに飲まないけど、お客さんと話を弾ませるためには飲まないと…良い子のみんなはお酒はハタチから!コレゼッタイよ!
ウメコ
『アタシも何か飲みたいな』アタシはお客さんにお酒をねだると、両手で右肩にボディタッチをしながら、メニューをのぞき込んだ。『ブランデー、ブランデー、水で割ったら、アメリカン』
ウメコ
え?どうしてそんな古いフレーズ知ってるのって?ジャスミンに教えてもらったんだ。おじ様ウケいいだろうからって。もし分かんない人は、お父さん、お母さんに訊いてみてね(^^)♪
ウメコ
予想どおり、お客さんから、『ねーちゃんいいチョイスだな』と喜ばれた。アタシは、お客さんと昭和に流行っていたモノの話で盛り上がったの。
ウメコ
『メアリーちゃん、お誕生日おめでとう』この日は先輩のホステスさんのお誕生日で、その人は、大企業の役員をしているダンディなおじ様から高級そうなバッグを貰っていた。えっ!?シャンパンタワーまで!高そう…
クリックして次のテキストを表示