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近藤美波
(お姉ちゃん、うれしい、ああ…気持ちいいよ…アタマ、ふわふわしてくる…)アタシは、ヨくなりたいということしか浮かんでなかった。お姉ちゃんになら、理性もぜんぶあげれるってだけて、ホントに嬉しい。
ディアビリア
(ああ、美波…私も嬉しいよ。君の理性ぜんぶあげたいなんて。オトナの汚れたところ、いっぱい見てきたもんね。君の心が汚れそうになったら、いっぱいイカせてあげる)私の感覚にまどろむ顔がすごくかわいい。
近藤美波
お姉ちゃんの甘い感覚が全身につたい、アタシは幸せな気持ちでとろけることができたのだった。拓也と二人でとろけさせられたら、どんな気持ちになるんだろう。アタシはそれも楽しみで仕方なかった。
近藤美波
お店のOPENの18時目前になり、アタシは制服のポロシャツに身を包む。開店と同時に戸増親子がご来店。『いらっしゃいませ。』アタシはさっそく二人におしぼりを手渡す。拓也がかわいいと褒めてきて嬉しかった。
戸増拓也
僕と父さんは、18時の開店と同時にSweet Devilへ来店した。と同時に、眩しい笑顔で出迎えてくれた美波。いつ見てもステキだ。彼女がお店を手伝うようになってから、お客さんがさらに増えたそうだ。
ホージー
『すまん、任務がちょっと長引いてな。遅くなってごめんな。』別の店の食い逃げ犯を捕まえようとしたが、相手のスピードが早くて追いつかずへとへとになっていた。俺もオッサンになったなとディアの前で笑った。
ホージー
『父さん、僕オムライス食べたい!』と拓也が無邪気に写真を指差す。美波の笑顔につられて子供気分になっているようだな。拓也の気持ちが癒やされるなら本望だ。作業をする美波を優しく見つめ、微笑んでいる。
近藤美波
拓也がアタシの顔をニコニコしながら見つめるので、『どうしたの?』と訊くと、『いや、その…てきぱき働くキミがカッコいいなって…』とはにかみながら答える拓也。んもう!おだてたって何にも出ないよ。
戸増拓也
僕は、子供の頃から寮生活で、食事も寮母さんに作ってもらっていたから、お店で外食なんてほとんどなかった。美波は姉さんの教育方針で明るく活発になったよ。てきぱき店の手伝いをこなすのは本当に偉いと思う。
戸増拓也
少し待ったところで、お通しの小鉢が出てきた。今日はマグロのカルパッチョ。美波が作ったんだって。料理したことないって前に言ってたけど、レシピ動画を見て試作し、姉さんが試食したところ美味だったと言ってた。
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