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戸増拓也
やった!美波とグータッチ。あんな大きな敵にも怯まないなんて。でも仰向けで飛ぶなんて予想外だった。姉さんに見せたらどんな顔するだろう。僕は彼女に戦闘データを姉さんに見せてもいいか訊くとOKしてくれた。
戸増拓也
僕は、Sweet Devilの営業終了間近を狙って、姉さんにDPSシステムの戦闘シミュレーションデータが入ったUSBを渡しに行った。一緒に再生して観てたんだけど、「美波らしい戦い方だね。」と笑ってた。
ディアビリア
「POWER」という単語には、「電源」の他に「べき乗」という意味もあるんだ。同じ数を何回もかけ合わせることだよ。かけ合わせて大きくしていくから「Delta Power System」の名にしたんだ。
ディアビリア
生身でもあれだけの反応速度ということは、私の作ったスーツなら、もっと戦いやすくなるだろうね。ただ、興奮作用が高まるから、敵を殲滅することが楽しい感覚にしてしまう、悪魔との契約になるかもしれない。
戸増拓也
『僕は邪悪な心には呑まれたりしないよ。姉さんのスーツを初めて着たとき、温かくてすごく幸せを感じたんだ。姉さんの愛情が、僕と美波を暴走させないようにしてくれてるって思ったよ。』僕はそう感想を伝えた。
ディアビリア
『拓也ならきっと大丈夫だよ。ただ、問題は美波だな。あのシステムは、パイロットのイメージを直接AIにフィードバックさせるから、バーサーカー状態のとき、AIが味方も巻き添えにする可能性も考えられる。』
戸増拓也
美波はバーサーカーになったら、単独で止められるのは僕だけだからね。美波は、戦闘が伴う任務は楽しいみたいだけど、監視とかの地味で根気がいるのは乗り気じゃないんだよね。DPSのAIとは仲良くしてほしいよ。
ディアビリア
『心配ないよ。そのために私のスーツに仕掛けを仕込んでいるんじゃないか。そろそろ疼いてきたんじゃない?』実は拓也にも、テストのため例のスーツを着せている。着心地が気持ちいいと気に入ってるみたいなんだ。
戸増拓也
姉さんの甘い声が響いたとき、僕のシンボルは大きくなっていた。「どうしてほしい?」と訊かれたが、必死に我慢する。「ゆっくり眠れるようにしたいでしょ?ほら。」前と同じバニラの香りが僕を包んだ。
ディアビリア
『まーた我慢してる。そんなに自分を律してばかりじゃ、キミのほうが壊れちゃうよ。』彼をソファに移動させ、膝の上に座らせたあと、ブランケットで体を包んだ。ゆっくり胸を撫で、甘い声が漏れる。かわいい。
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