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彼のお兄ちゃん
221

トン トン トン トン トン…

222

玲央

うわ…。すごい手際いいね。もしかして、料理得意だったりする?

223

小春

得意…まではいかないけど、そろそろ花嫁修業しなさいって、お母さんに教えてもらってるから…。少し慣れた、かな?

224

玲央

へぇ…、そうなんだ。じゃあ今度、俺にも作ってくれる?小春の手料理、食べてみたいな。

225

小春

…うん!その時は頑張るね!

226

玲央

…ん、ありがとう(小春の額にそっと口付ける)

227

涼太

(…このまま、黙って見てられるかよ)

228

涼太

俺も手伝ってやるよ(二人の間に割り込んで)

229

玲央

ちょっ…!なんだよ、兄貴…!今まで手伝ってくれたことなんて、なかっただろ…!

230

涼太

…あ?俺はお前のカノジョに言ってんだよ。な?小春ちゃん?(小春の肩に腕を回す)

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