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**********連載中の【心花】のサイドストーリーです****************

【第一話　　凍える月（夜鳴き蕎麦屋お絹控え帳より）　】
☆【心花】のヒロインお彩の母お絹が主人公。
　お絹とお彩の実吉之助の運命的な出会い－お絹が吉之助に
陵辱され、お彩を身ごもった経緯を描きます。☆

江戸の町外れの粗末な長屋、通称〝甚平店〟に棲むお絹は
１６歳。

見かけは小柄でほっそりした、可憐な美少女だ。
しかし、亡き父から受け継いだ夜鳴き蕎麦屋をし、
深夜遅くまで商売に励んでいた。


困っている人を見れば、自分の身の危険など顧みずに助けに行く。



そんなお絹には婚約者がいる。伊八といって、腕の良い飾り職人で、
精悍な美男だ。
そんなある日、伊八の話を聞いた彼女は、
人助けのために動き出す。
それが江戸の闇の世界を牛耳る元締めの以蔵を激怒させ、
お絹の運命を大きく狂わせることになるのだった。

【第二話　　鈴の音　】

☆伊八という恋人がいながら、吉之助に陵辱されたお絹。
心ならずも妊娠し、吉之助の子を身ごもった。
伊八に自分はふさわしくないと自ら身を引き、伊八の前から姿を消したお絹
にやがて、以蔵の魔手が再び伸びる。
お絹を殺せと命じられた吉之助が最後に選んだ道は－？

【第三話　】

　甚平店に棲む陽太は１０歳。
　ガキ大将陽太には、ひそかに憧れている女がいた。
　同じ長屋に暮らすお絹という数歳年長の娘だ。
　お絹は陽太をまるで子ども扱いしている。
　－お絹。おいらが一人前になるまで、誰のものにもならずに待っていて
　くれよ。
　後にお絹が残した一人娘お彩と宿命で結ばれることになる少年とお絹の
　交わした約束とは？
　　　
【第四話　はまなすの子守歌】
　伊八と幸せに暮らすお絹。伊八も自分の子ではないお彩を実の子のように
　可愛がってくれる。
　そんなある日、赤ん坊のお彩がさらわれた！
　
　他　第五話　雪うさぎ→他の話と時代が逆行するかもしれません。
　　　第七話　対岸の恋人
　　　　（予定）

【第六話　辻堂】

　お彩が幼い頃、母に連れられて出かけた江戸近郊の小さな村があった。
小さな墓石の前に幼いお彩を連れていったお絹は、
－この下で眠る人は、お前にとって大切なお人だよ。
　と言い聞かせる。
名前すら刻まれていない墓石の下で眠るのは誰？