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倉原‥いや、早乙女美紀２０才


見事東大合格も果たし、夢だった留学への一歩を辿る。


馴れない海外生活と、紀永と離ればなれの寂しさを胸に秘めて、美紀は米国へと飛び出した。



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「口移しだと、酔うって聞いた事があるけどね」

「そんなの迷信だよー」

「どうかな？？」


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「せめて朔夜叔父と言ってほしいな…
しかし、この堅物と一緒に居て疲れないか？」

「いいえ…
そんな事は思った事も無いです、朔夜叔父様？」

「意外だな…
ともかく、何か困ったら相談に乗るぞ？
朔夜叔父様とまで言われたら、無視する訳にはいかんだろ？？」


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「・・少しでも長く‥そう思ってね…
暫くこうして美紀に触れる事も出来ないだろうから・・」

「それは・・・
うん‥私も少しでも長く、紀永と繋がっていたいよ」


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「美紀のペントハウスに行っても良いかな？」

「・・・・・えぇぇーー！？！？」

な‥何！？
今の爆弾発言は！！


―――――――


「・・遠藤さん…
オバサンをからかうものじゃ無いですよ？」

「・・・
すみません・・
ですが‥もう少しだけ、こうしていさせて下さい」

女性の身体に本気で触れたのは、何年振りだろうか？？


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「今日のところは、俺で我慢して下さい…
誰かのぬくもり‥少しは安心するでしょう？」


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『禁断背徳』の続編です。


"大学生の美紀"をテーマに、『運命の赤糸』の主要キャラ達と、日本と米国でのその後の展開がメイン。


新たなキャラも増え、美紀の波乱な人生は更にエスカレート中！？





※この話は
『禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸』
の続編になりますので、この作品だけでは分からない部分もチラホラ(なるべく単で分かるようにはしますが…)


出来ましたら、前作を見た後に読まれる事をオススメします。



☆2016.12.26
☆2017.4.20
☆2017.10.01
☆2018.02.13
☆2018.10.10
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