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都内江東区のマンションから、桜井美里という若い女が転落死した。美里の勤務先「トーホー開発」の前社長夫人である塚越涼子は、この事故に不審を感じ、裏社会で「銃士隊」と呼ばれる秘密組織に真相の解明を依頼する。
涼子は、親友の孫である美里を「トーホー開発」に紹介した責任を感じていると打ち明けたが、美里のほかにも、彼女がいた特命企画部に限って、若い女子社員を巡るトラブルや退職が相次いでいることにも疑念の目を向けていた。
疑わしいのは、「トーホー開発」専務の木庭茂。茂の甥で特命企画部主任の木庭浩一。専務の子飼いで特命企画部部長の田野倉祐作の三人だ。普段はシロアリ駆除を請け負う「海綿清掃」所長で、銃士隊隊長という裏の顔をもつ松永尚久は、三人に狙いを絞り、計画を実行する。
松永は、アトスのコードネームをもつ館山千尋、ポルトスのコードネームをもつ山岸彩也子、アラミスのコード―ネームをもつ星野奈緒美を送り込み、三銃士がミッションを開始する。さらには、ダルタニァンのコードネームをもつ新人も……。四銃士たちは、各々の性技と特殊能力を駆使して、事件の陰に隠れた悪事を暴くべく立ち上がる。