この作品は18歳未満閲覧禁止です
二人の彼に囚われて【目覚め】~偽りの花嫁は真実の恋を知る~
ID 19563
不倫・禁断の恋
- (PV) 1,319,358
- (しおり) 91
- 1,462拍手
- ピックアップ3回
最終更新日 2020-09-02 19:26
概要
結婚を約束した恋人がいながら、別の男に嫁ぐ私。幻の蒼い薔薇を巡る恋物語。
タグ
作品説明
王にはかつて愛した女がいた。
王妃には今も忘れられない男がいる。
そんな二人が夫婦になって、その関係のゆきつくところは?
☆幻の花、蒼い薔薇を巡る恋物語☆
ー「偽装結婚しないか?」
好きな男がいると打ち明けた私に、あなたはそう言ったー
礼曹参判の一人娘、申美那(シン・ミナ)は17歳。ある日、父に「明日は見合いだ」と告げられた。だが、ミナにはひそかに将来を言い交わした恋人テギルがいる。
しかも、見合い相手というのは今をときめく朝廷の権力者、領議政の孫だと聞いている。
ミナは渋々、父に言われた通り、領議政の屋敷に赴くがー。
*******************本文より抜粋
「それから縁談のことは、確かにそなたの言うことは当たっている。私は縁談を断ろうと思えば断れないこともなかった」
「ーっ」
ミナが弾かれたように顔を上げた。
「そんな、それでは話が違うじゃないですか。殿下は領相大監の決めた縁談だから、断れないとおっしゃいましたよね」
「まあ、ね。本当は断れないではなく、断りにくいが正しかった。正直なところはそれだ。私の立場を考えれば、たとい領議政といえども、ごり押しはできない。されど、天下の領議政をできるだけ怒らせたくないというのも本音だ。ミナ、考えてごらん。そなたはこの縁談が壊れた方が良かったのか? いずれ恋人と一緒になるために、私との結婚を隠れ蓑にするのではなかった?」
「そんな言い方、卑怯だわ」
ミナは悔しさのあまり、滲んだ涙を堪えた。
「私の正直な気持ちを言えば、そなたの打ち明け話を聞いて、力になりたいと思ったのが半分、後は少しの間でも良いから、そなたと愉しい時間を分かち合いたいと願ったのも半分というところかな」
「愉しい時間?」
「そうだ、私はそなたといると愉しい。ミナは私がこれまで見てきたどんな女人とも違う。私が話したこと、見せたものについて、そなたが次にどんな反応を示すのか。考えただけで期待に胸が弾む。そなたが話してくれることも興味深い。ミナは知らない世界に連れていってくれる。そなたと共に過ごせれば、どれだけ愉しいだろうと、ミナをこのまま手放したくないと思った」
国王に望まれていると聞いて、歓ぶべきなのかもしれない。大概の娘なら、涙を流して歓ぶだろう。でも、ミナにはテギルという恋人がいる。手放したくないと言われても、心は重く沈むばかりだ。
王妃には今も忘れられない男がいる。
そんな二人が夫婦になって、その関係のゆきつくところは?
☆幻の花、蒼い薔薇を巡る恋物語☆
ー「偽装結婚しないか?」
好きな男がいると打ち明けた私に、あなたはそう言ったー
礼曹参判の一人娘、申美那(シン・ミナ)は17歳。ある日、父に「明日は見合いだ」と告げられた。だが、ミナにはひそかに将来を言い交わした恋人テギルがいる。
しかも、見合い相手というのは今をときめく朝廷の権力者、領議政の孫だと聞いている。
ミナは渋々、父に言われた通り、領議政の屋敷に赴くがー。
*******************本文より抜粋
「それから縁談のことは、確かにそなたの言うことは当たっている。私は縁談を断ろうと思えば断れないこともなかった」
「ーっ」
ミナが弾かれたように顔を上げた。
「そんな、それでは話が違うじゃないですか。殿下は領相大監の決めた縁談だから、断れないとおっしゃいましたよね」
「まあ、ね。本当は断れないではなく、断りにくいが正しかった。正直なところはそれだ。私の立場を考えれば、たとい領議政といえども、ごり押しはできない。されど、天下の領議政をできるだけ怒らせたくないというのも本音だ。ミナ、考えてごらん。そなたはこの縁談が壊れた方が良かったのか? いずれ恋人と一緒になるために、私との結婚を隠れ蓑にするのではなかった?」
「そんな言い方、卑怯だわ」
ミナは悔しさのあまり、滲んだ涙を堪えた。
「私の正直な気持ちを言えば、そなたの打ち明け話を聞いて、力になりたいと思ったのが半分、後は少しの間でも良いから、そなたと愉しい時間を分かち合いたいと願ったのも半分というところかな」
「愉しい時間?」
「そうだ、私はそなたといると愉しい。ミナは私がこれまで見てきたどんな女人とも違う。私が話したこと、見せたものについて、そなたが次にどんな反応を示すのか。考えただけで期待に胸が弾む。そなたが話してくれることも興味深い。ミナは知らない世界に連れていってくれる。そなたと共に過ごせれば、どれだけ愉しいだろうと、ミナをこのまま手放したくないと思った」
国王に望まれていると聞いて、歓ぶべきなのかもしれない。大概の娘なら、涙を流して歓ぶだろう。でも、ミナにはテギルという恋人がいる。手放したくないと言われても、心は重く沈むばかりだ。
作品公開日 2020-07-09
ランキング
総合 |
1090位 (過去最高 6位) |
---|---|
カテゴリ |
111位 (過去最高 1位) |
レビュー
[評価]
★★★★★
ミナと王様 お互いに本当の気持ちが伝えられてよかったです。 幸せになってね. デギル ちょっとかわいそうだけどみんなと結ばれる運命じゃなかったんだね彼も死なないで生きてほしい。 そして 愛した女性の 幸せを遠くから見守ってあげてほしい。と私 は思います
[評価]
★★★★★
ミナと王様偽装結婚から本当の夫婦に?テギル気の毒だけどいさぎよくミナの事諦めてほしい。でも何かヤラカシそう。ミナの事本当に愛しているなら許してあげて!これからの展開楽しみ!
[評価]
★★★★★
面白くなって来ました。王様偽装結婚提案したけど、ミナの事が、気になってる?これからの展開楽しみです。無理の無い ペースで更新お願いします。
この作者のほかの作品