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出会いを求めて
ID 20396
その他
- (PV) 88,536
- (しおり) 23
- 378拍手
最終更新日 2021-03-16 16:45
概要
男が旅先で出会う訳有で妖艶な女性たちと繰り広げる、エロティックラブロマン
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作品説明
一章 一人旅の女子大生
突然やってきた悪魔の誘惑。人を破滅に追い込む罠か、それとも欲望を満たす媚薬か。どちらにせよ、商才も経営能力も無く、勝負師でもない俺は何も思い浮かばないまま一日、悶々と10億円の当選券を見つめていた。
結局のところ放浪癖のあった俺は、10億円の使い道を人生の旅費に当てることにした。旅の仕度として、キャンピングカーを購入、25歳から10年勤めた食品会社を辞めた。家具や家電など、ほとんどの荷物を処分しアパートを引きはらった。季節も良くなってきたので、初夏の北海道を目ざすことに決めた。
途中、福島県の猪苗代湖付近のキャンプ場で一泊。常設された温泉に入り外のテーブルで、ビールを飲みながら、火照った身体を冷ましていた。キャンプ場も平日とあって、殆ど他にキャンパーはいない。
「こんばんは!」
振り返るとバックパックを背負った、20歳前後の女性が一人立っていた。
「こんばんは」
と軽くおじぎをする。
「お一人ですか?」
「そうです。どうされました。」
「温泉だけ入りにきたのですが、帰りのバスの時間を間違えてしまって…」
「次のバスは何時ですか?」
「明日の朝までありません」
「なるほど、どちらまで行かれますか?送って行きましょうか? それとも、明日の朝までお付き合いしましょうか?」
「ありがとうございます。朝まで、お付き合いコースでお願いします。」
「OK」
二人は顔を見合わせて笑った。
「私は横山ユキです。よろしくお願いします」
「俺は浜崎雄一。何か飲みますか?ビールでいい?」
「いただきます。」
二人の出会いに乾杯した。彼女は東京の大学二回生で二十歳、就活が忙しくなる前に、東北一周の一人旅に出たらしい。普通の女の子だが、明るく笑顔がとてもチャーミングだった。
突然やってきた悪魔の誘惑。人を破滅に追い込む罠か、それとも欲望を満たす媚薬か。どちらにせよ、商才も経営能力も無く、勝負師でもない俺は何も思い浮かばないまま一日、悶々と10億円の当選券を見つめていた。
結局のところ放浪癖のあった俺は、10億円の使い道を人生の旅費に当てることにした。旅の仕度として、キャンピングカーを購入、25歳から10年勤めた食品会社を辞めた。家具や家電など、ほとんどの荷物を処分しアパートを引きはらった。季節も良くなってきたので、初夏の北海道を目ざすことに決めた。
途中、福島県の猪苗代湖付近のキャンプ場で一泊。常設された温泉に入り外のテーブルで、ビールを飲みながら、火照った身体を冷ましていた。キャンプ場も平日とあって、殆ど他にキャンパーはいない。
「こんばんは!」
振り返るとバックパックを背負った、20歳前後の女性が一人立っていた。
「こんばんは」
と軽くおじぎをする。
「お一人ですか?」
「そうです。どうされました。」
「温泉だけ入りにきたのですが、帰りのバスの時間を間違えてしまって…」
「次のバスは何時ですか?」
「明日の朝までありません」
「なるほど、どちらまで行かれますか?送って行きましょうか? それとも、明日の朝までお付き合いしましょうか?」
「ありがとうございます。朝まで、お付き合いコースでお願いします。」
「OK」
二人は顔を見合わせて笑った。
「私は横山ユキです。よろしくお願いします」
「俺は浜崎雄一。何か飲みますか?ビールでいい?」
「いただきます。」
二人の出会いに乾杯した。彼女は東京の大学二回生で二十歳、就活が忙しくなる前に、東北一周の一人旅に出たらしい。普通の女の子だが、明るく笑顔がとてもチャーミングだった。
作品公開日 2021-03-03
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