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「イクよ！　いい？！」
「だめ……だめよ……洋斗君……」
弱々しい声だった。
胸を揉んでいた手がお尻に置かれた。
お尻を両側に広げるように強い力で掴まれた。
彼の腰の動きが早く力強くなる。
奥を強くえぐる。
パンパンパンと肉を叩く音がバスルームに反響する。
あの音。
隣の部屋から聞こえていたいた音。
綾音と同じ音が今は私から出ていた。
「ああ、いい……楓ちゃん、いいよ……綾音よりいい……」
でも綾音とは違う。
綾音よりいい……。
「あっ！　あっ！　あっ！」
肉を叩く音と私の声が重なる。
「楓ちゃん！　イクぞ！　楓ちゃん！　出るっ！」
拒めない……私には拒めない……ああ……だめっ……イっちゃう……私もイク！　後ろから、イッちゃう！
「あーっ！　楓ーっ！」
洋斗君は私の名を呼び捨てて、大きく一刺しすると、お尻を強く握り締めたまま、動きを止めた。

長らく中断していました『○○さんは今日も絶倫』シリーズの最後の物語を抜き出して長目の短編に書き直しました。469もの栞ありがとうございます。栞を挟まれている方はこちらをお読みになってください。