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　僕は逃げた。逃走＝再生ではない。僕は生まれ変わろうなんて思っていない。何も求めてないし、誰かかに助けを請うこともしない。ただ東京には居たくなかった。スマホを粉々にして僕は僕の知らないどこかに向かった。逃走、それは生まれ変わるための旅ではない。何枚捲っても真っ白な画用紙が僕の前に立ちはだかる。その真っ白な画用紙に僕は僕の人生を描きこんでいく。冒険が始まる。
　官能小説のサイトですが、官能の要素は全くなし。まじでエロ要素一つもなしです（ご注意ください）。
　ある冬の日の病室～透明なリーシュに結ばれて～に続く物語です。