んちゃ(^w^ゞ
ファンタジー難しいんですよね♪
でも、創作はワクワクウキウキしますよね。
続き楽しみに拝読させて頂きます☆
この作品は18歳未満閲覧禁止です
銀の木洩れ日亭へようこそ
ID 3556
SF・ファンタジー・歴史
- (PV) 8,754
- (しおり) 24
- 542拍手
最終更新日 2014-07-14 07:33
概要
ここは魔法の届かない森に寄り添って建つ小さな宿。旅の方、どうぞ中へ。
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作品説明
青年は僅かに背後を窺う。追手の姿を認めるとさらに速度を上げた。
肩甲骨の辺りには薄く淡く輝く光の羽。
青年は残り少ない魔力をそこに総て注ぎ込み、闇を切り裂くように西へ、西へと中空を疾駆した。
肩口を握り締めた指の隙間から紅いものが止め処なく溢れるが、今は治癒に回す時間も魔力も惜しい。
ずしりと届く遠雷。
青年は忌々しげに舌打ちする。
まずい。
今度ははっきりと耳を撃つ雷鳴。鋭い光が視界の端を眩しく駆け抜け、青年の端正な横顔を蒼く照らす。
闇を翔びながら、青年は朦朧とする意識の中で覚悟を固めつつあった。
逃げ切れない。
このまま雷撃魔法を食らったら、もう保たない。
応戦するしかないか。
不意に視界の遥か先に、こんもりとした森が現れた。
新月の夜空よりも深い闇を湛えた広大な森。
逃げ込めば或いは。
青年の胸にちらりと希望が生まれる。
森の影は急速に足元に迫る。
次に魔雷が発生した時、確実に撃たれるだろう。
命を落とさない保証は全くない。
迷っている隙は、もうない。
森の端に飛び込もうと、青年は一気に高度を下げた。
いや。
青年の目は驚きと戸惑いに見開かれた。
自分の意思でなく、森に…地上にぐんぐん引き寄せられている。
背中の魔法の羽は消えていた。
落ちる。
自分を狙って頭上に煌めいた筈の蒼い雷光が、夢のように掻き消えるのをぼんやり見つめ、青年は意識を手放した。
◆◆◆◆◆
初心者です。剣と魔法の世界のファンタジーです。うまく書けるか自信はありませんが、暖かい目で見守ってくださいませ。20140329
肩甲骨の辺りには薄く淡く輝く光の羽。
青年は残り少ない魔力をそこに総て注ぎ込み、闇を切り裂くように西へ、西へと中空を疾駆した。
肩口を握り締めた指の隙間から紅いものが止め処なく溢れるが、今は治癒に回す時間も魔力も惜しい。
ずしりと届く遠雷。
青年は忌々しげに舌打ちする。
まずい。
今度ははっきりと耳を撃つ雷鳴。鋭い光が視界の端を眩しく駆け抜け、青年の端正な横顔を蒼く照らす。
闇を翔びながら、青年は朦朧とする意識の中で覚悟を固めつつあった。
逃げ切れない。
このまま雷撃魔法を食らったら、もう保たない。
応戦するしかないか。
不意に視界の遥か先に、こんもりとした森が現れた。
新月の夜空よりも深い闇を湛えた広大な森。
逃げ込めば或いは。
青年の胸にちらりと希望が生まれる。
森の影は急速に足元に迫る。
次に魔雷が発生した時、確実に撃たれるだろう。
命を落とさない保証は全くない。
迷っている隙は、もうない。
森の端に飛び込もうと、青年は一気に高度を下げた。
いや。
青年の目は驚きと戸惑いに見開かれた。
自分の意思でなく、森に…地上にぐんぐん引き寄せられている。
背中の魔法の羽は消えていた。
落ちる。
自分を狙って頭上に煌めいた筈の蒼い雷光が、夢のように掻き消えるのをぼんやり見つめ、青年は意識を手放した。
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初心者です。剣と魔法の世界のファンタジーです。うまく書けるか自信はありませんが、暖かい目で見守ってくださいませ。20140329
作品公開日 2014-03-29
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