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あぁ、今日は世界樹の葉ずれが穏やかではないなと、ボクは嵐が来る直前というような、窓の外の風景を見つめた。
ヒューっと木枯らしの吹く、今にも崩れるだろう風景。
まるで老人のように風に吹かれる庭の木々。
錆色の淋しい空。‥そして、それらのどれをも超えた処にある、ーーーー世界樹｡あれは端的にいうと、世界の総てに繋がっているのだという｡ …あ、いけない‥ミルクティーをお持ちしなければ‥
ボクは、其処まで観察したところで、あるモノが入ったミルクティーを持ってもうすぐで来るだろう嵐に怯えているリンの元へ向かった。
‥ボクの双子の姉、鏡音リンの元へーー｡