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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第7章 揺れる夜
「あっ……アンソニー……酷い……」
桃子は涙をはらはら流しながら、由清の手をキツく握って――正確には、彼の掌に爪を食い込ませている状態だったが、傍目からは熱く見詰めあいながら手を握りあっているように見える――桃子は責める様に彼を睨みつけたつもりだが、由清はその眼差しに心も身体も甘く痺れていた。
「酷くない……俺は……男なら当然の事をしただけだよ」
「――!これが……これが当然なの?わ……私、三広君が……好きなのに……っ……でも……アンソニーの事も嫌いじゃないから……だから……会えて嬉しくて……なのに……こんな――」
桃子は話しながら、自分の気持ちが分からなくなってきた。
由清にも以前きっぱりと告げた筈だった。
一番好きなのは姉の美名、二番目が由清、そして三広は他のどの存在にも替えがたい特別なのだと。
あの時は全く迷い無く言い切ったのに、今は同じ言葉を果たして言えるだろうか?

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