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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第3章 躾られたBEAST
綾波は、唇を離した。苦しげに息を吐き、目を潤ませる美名を見つめながらネクタイを外す。上着を脱いで放り、ベルトに手を掛けた。
彼の呼吸が荒いのを察した美名の身体の最奥が一気に湿りけを帯びる。
――早く、早く滅茶苦茶に愛して……あの人にされた事が、跡形もなく吹き飛ぶくらい……
美名も自ら胸のボタンを外し脱ぎ始めた。
綾波の喉仏がゴクリと音を立てる。美名の両手を掴み、胸元に顔を埋めた。
「あっ……」
美名の甘い声に、綾波の理性は打ち砕かれる。
「お前を休ませようと我慢していたのに……」
低く笑い、美名の目を見つめながら、背中に手を廻して器用にブラのホックを外す。
美名も綾波にしがみつき、彼のシャツのボタンを外していくが、指が震えていた。