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ご主人様=ドSせんせい
第9章 告白☆揺れる気持ち
あれから何日か学校に行く気にもなれず、休んでいたけど、昨日からまた学校へ行き始めた。
今日は、金曜日。
あんな事があってから、榊原先生と会う気にもなれなくて、私は音楽室の近くや職員室の近くを通らないようにしていた。
もちろん、金曜日でもレッスンを受けに行く気も、全くなかった。
そんな傷付いて仕方ない私は、沈んだ気持ちをどうにかしようと、放課後花菜とカラオケに行く事にした。
カラオケに行くと、前にいた男の子に声を掛けられた。
「神田さん?こんなとこで会うなんて、ビックリ!」
誰?正直誰だかわからないが、よく見ると私達と同じ制服を着ていた。
「あ!わかった!ほら同じクラスの滝澤柊斗(たきざわしゅうと)だよ。」
花菜が言った。
言われて見れば確かに見た事がある。
サッカー部で、大きな瞳に愛嬌がある顔立ち。
茶色い髪は、フワフワなパーマをあてているイケメン君。
確かに女子達が騒いでいた。