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ご主人様=ドSせんせい
第9章 告白☆揺れる気持ち
「愛音ちゃん、おはよ!もう大丈夫?」
正門の所で柊斗に会うと、柊斗が昨日の事を心配してくれた。
「昨日はわざわざありがとね。もう大丈夫!」
柊斗が昨日来てくれたおかげで、榊原先生の手紙を読む事が出来たんだから、本当に嬉しかった。
教室へ向かう廊下を柊斗と歩いていると、前方から榊原先生が歩いて来た。
「おはようございます。」
「おはよう!」
先生と瞳と瞳が合う。
柊斗が先に少し先を歩いて行くと、榊原先生とすれ違い様に私の手が引っ張られて、隣りの視聴覚室へ、引きずりこまれた。
「あれ?愛音ちゃん?」
柊斗の声が外で聞こえる。
「トイレでも行ったのかな?」
柊斗の足音が遠ざかる。
私は視聴覚室の中、先生に唇を奪われながら、その足音を聞いていた。
「んっ…んん…。」
先生が私の体をギュッと抱き締めながら、お互いの唇を貪り合う。
唇が離れると、先生が私の唇を親指で拭った。
「愛音。会いたかった…。」
えっ?
驚いて先生を見ると、優しい瞳で先生が私を見ていた。