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ご主人様=ドSせんせい
第10章 不安☆雨に打たれて
「愛音、今日は一緒に寝よう。」
そう言って、先生は布団に入り隣りに私を寝かせた。
先生の腕の中にまた、ギュッと閉じ込められる。
先生の香りとぬくもりに包まれて、すごく安心する。
あったかい…。
すごくいい気持ち…。
瞳を閉じた私の髪を先生が優しく撫でる。
「愛音、今日はいろいろと、ごめんな。ゆっくり寝なさい。おやすみ。」
そう言って、私のおでこに優しくチュッとキスをした。
「おやすみなさい…。」
先生の腕に包まれ、先生を全身で感じながら、私は安心して眠りについた。
眠りについた私に先生は優しく呟いていた。
「愛音、好きだよ…。ゆっくりおやすみ。」
先生が呟いた愛の言葉は、すでに夢の中の私には、届いてはいなかった。