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ご主人様=ドSせんせい
第11章 過去☆榊原星夜の事情
知らない内に先生の力になれていた事が、嬉しかった。
体だけの関係ではないという事も、嬉しかった。
榊原先生と翠川先生の関係が解決したわけではないけれど、榊原先生の気持ちを聞けただけで、私の気持ちはだいぶ落ち着いていた。
先生と連弾しながら、こういった幸せな時間がこれからも続く事を私は心から祈っていた。
榊原先生と私。
これから、きっと色々な問題が出てくるかもしれない。
でも、先生を信じて私は前に進んでいきたい。
穏やかな午後、榊原先生とピアノを弾きながら、私はこれからの事を前向きに考えていこうと、心に決めた。