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第16章 ﾃﾞｰﾄ☆水族館

ﾎﾃﾙから出て先生の車に乗り込む。

ﾎﾃﾙで時間がたったと思っていたけど、まだお昼過ぎだった。

しばらく海沿いを走っていると

｢ﾀﾊﾞｺ吸ってもいいか？｣

車の窓を開けて先生が、こちらを見る。

｢はい。大丈夫ですよ。吸ってください。｣

信号待ちの間に先生はﾀﾊﾞｺに火をつけ、片手で運転しながら、ﾀﾊﾞｺを吸う。

普段見れない、ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄでだけ見れる先生の喫煙姿。

潮風が、先生の長いｻﾗｻﾗな髪を揺らす。

長い指でﾀﾊﾞｺを挟み、先生の綺麗な唇から、ﾀﾊﾞｺの煙りが窓の外に流れていく。

真っ直ぐに前を見つめる先生の横顔をｼﾞｯと見つめてしまう。

やっぱり先生、綺麗だなぁー。

見れば見る程、整った先生の顔。

横に広がる海の景色と、すごく似合っている。

ｷﾗｷﾗと光る海がまた、先生の姿をより一層、輝かせていた。