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ご主人様=ドSせんせい
第16章 デート☆水族館

「何をそんなに見てるんだ。穴でも開きそうな程、見ないでくれる?」

先生がタバコの煙りをフーッと吹きながら、やや呆れ顔で私に言った。

「ごめんなさい。先生って、やっぱり綺麗だなーって、見とれてたんです…。」

「いつもそうやって言うけど、俺の顔ってそんなに綺麗か?」

「はい。羨ましいくらい。」

「俺から言わせれば、愛音だって綺麗な顔してるぞ。」

急に先生が真顔でそんな事を言うから、恥ずかしくなってしまう。

「快楽に溺れている時の愛音は、さらに綺麗だけどな。」

先生がクスッと笑って、タバコを吸った。

そんな事を言われて、さっきまでの濃厚な行為を思い出してドキドキしてしまう。

「何を思い出して、そんなに赤くなってんだ?」

先生が意地悪そうに笑いながら聞く。

「先生の意地悪…。」

プィっとそっぽを向くと

「そういう愛音も、可愛いんだけどな。」

先生が優しく呟いた。
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